こんにちは、青山です。
本日はトレーナーという視点で高校生の球数制限について考えていきたいと思います。
✔本記事のテーマ
投手の球数制限について考えよう
✔もくじ
- 1.肘がなぜ痛むのか、簡単に説明していきます。
- 2.いったい何球投げることが正解なのか
- 3.大船渡、佐々木選手から考える高校野球のあり方
- 4.まとめ
✔記事の信頼性
野球選手を中心に体のケアをしています。高校野球の現場でもトレーナー経験があるのでその視点からお答えしていきます
それでは早速みていきましょう

1.肘がなぜ痛むのか
難しく説明しようと思うと難しくなってしますので、痛みには大きく3つ分類があると考えています。
- 靭帯へのストレスによる痛み
- 骨がすり減り、ねずみや骨棘ができてしまう痛み
- アライメントの崩れによる痛み
靭帯へのストレスによる痛みに関しては、安静が必要になってきます。また、ひどくなると手術が必要です。最近たくさんのプロ野球選手が行っているトミージョン手術が、その痛みを回復させる手段とされています。軽症であれば鍼灸の治療などをしてよくなる方もいますね。最近では、人口靭帯による手術も海外で試されていて、これらが主流になればかなり多くの選手を助けることができるかもしれません。
肘にねずみがいる。と皆さん一度は聞いたことあるのではないでしょうか。やはちこれも何度も投げることのストレスによるもので、一度ねずみができるとこれは取り除く手術をしない限り、思うように肘を動かすことが困難です。ごまかしながらやることも可能ですが、クリーニング手術を行ったほうがいいと考えています。今では3ヶ月~6ヶ月で復帰できると言われていますので、早めの決断がいいかもしれませんね。
アライメントの崩れによるものは、こちらは筋肉のアンバランスによって起こるものです。ほとんどは、このアライメントの崩れから痛みがでるのではないでしょうか。全身の身体のバランスを整えておくことはとても大切です。

2.いったい何球投げることが正解なのか
結論から言うとわからないが正解になってしまいます。
一応、日本臨床スポーツ医学会は
- 小学生 1日50球以内 1週間200球以内
- 中学生 1日70球以内 1週間350球以内
- 高校生 1日100球以内 1週間500球以内
- 引用 http://dl.med.or.jp/dl-med/doctor/ssi/sports25/sports25_k8.pdf
上記のように定めていますが、これらは目安に過ぎず、この通りだから痛めないとか、これ以上投げたから痛めるとかでもありません。
大切なのは、指導者が十分な知識をつけると言われますが、絶対に無理だと思うので、ATやPTを部活動にも配置するような制度を整えていくべきだと思います。

3.大船渡 佐々木選手から考える高校野球のあり方
たくさんの意見がありましたね。
どの意見が正解でもないし、不正解でもないと思います。
一番問題なのは、先ほども述べましたが高校野球の人員配置等のレベルの低さではないでしょうか。
日本国内を巻き込むほどの問題にもなっていましたし、高校野球はメディアにも大きく取り上げられるかなりのビックビジネスになりつつあるものだと思っています。
だからこそ、なかなか難しいかもしれませんが、部活動にトレーナーや医療従事者が配置される日が来なくてはならないのではないでしょうか。
勝利至上主義も問題にはなっていますが、僕は選手の身体の世話をする制度を整えていけるといいと思っています。

4.まとめ
小さいころから自分にあうトレーナーや医療従事者のお世話になりましょう。
もし、それが難しいのであれば痛める覚悟をもってスポーツに取り組みましょう。
武蔵小杉 pilates room & a 青山竜太
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