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四十肩・五十肩にピラティスが向いている理由|自己流の筋トレ・ストレッチで悪化する前に

要約:四十肩・五十肩の改善に、ピラティスが効果的である理由

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)が長引きやすいのは、痛みをかばおうとして生まれる「代償動作」が、本来の肩の動きをさらに乱してしまうためです。ピラティスは肩甲骨と上腕骨の連動を整え直し、代償動作に頼らずに動ける身体へ再教育するアプローチです。自己流の筋トレやストレッチだけでは届きにくい「動きの土台」から改善を目指せます。

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セルフで筋トレしたり、ストレッチを頑張ったりしても、四十肩・五十肩がなかなか良くならない…という声をよく聞きます
実はそのセルフケアのやり方自体が、症状を長引かせてしまっていることもあるんです。まずは身体で何が起きているのか、一緒に見ていきましょう!

四十肩・五十肩は「年齢のせい」「そのうち治る」と思われがちですが、痛みをかばって動くうちに、肩以外の場所にまで負担が広がってしまうケースが少なくありません。特に、痛みが出てから自己流でセルフケアを始めた結果、かえって動きにくさが強まってしまう方もいらっしゃいます。

本記事の重要トピック

  • 四十肩・五十肩で肩が動かしにくくなる「代償動作」のメカニズム
  • セルフの筋トレやストレッチが逆効果になりやすい理由
  • ピラティスが四十肩・五十肩の改善に効果的な科学的根拠
  • PILATES YOGA &aが提供する、動作から見直す個別アプローチ

四十肩・五十肩とは?なぜ起こるのか

四十肩・五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節を包む関節包や腱、靭帯に炎症が起こり、痛みと可動域の制限が生じる状態です。40〜50代に多く見られることからこの通称で呼ばれますが、発症の原因そのものは現在の医学でもまだ完全には解明されていません。加齢による組織の変化、血行不良、姿勢の崩れなどが複合的に関わっていると考えられています。

「痛みの時期」と「硬さの時期」で状態が変わる

四十肩・五十肩は、時間の経過とともに症状の性質が変化していく点が特徴です。

時期 特徴
急性期(痛みの時期) 安静時や夜間にもズキズキとした痛みが出やすく、無理に動かすことは避けたい時期
拘縮期(硬さの時期) ズキズキとした痛みは落ち着く一方、関節が硬くなり動かしにくさが目立ってくる時期

どちらの時期にいるかによって、適切なアプローチはまったく異なります。痛みが強い急性期に無理に動かすことは禁物ですが、拘縮期に入ってから何もしないままでいると、今度は硬さそのものが長引く原因になってしまいます。

放っておくと、肩以外にも影響が広がることも

肩が思うように動かなくなると、無意識のうちに他の部位でその動きを補おうとします。肩関節周囲炎は「肩だけの問題」に見えて、実際には身体全体の使い方に影響を及ぼしていく状態だと捉えることが、改善への第一歩になります。

動きにくさの正体は「代償動作」にある

四十肩・五十肩の改善が長引く背景には、単なる関節の硬さだけでなく、痛みを避けようとして生まれる「代償動作」が深く関わっています。レッスンの現場でも、肩そのものよりも、この代償動作をどう解消するかが改善のカギになるケースを数多く見てきました。

肩甲骨と上腕骨の「連動」が崩れている

肩を上げる動きは、上腕骨(腕の骨)だけでなく、肩甲骨が連動して動くことで滑らかに完成します。この連動は専門的に「肩甲上腕リズム」と呼ばれ、腕が3度動くごとに、肩甲骨がそのうちの1度分を担うという緻密な比率で成り立っています。四十肩・五十肩ではこのリズムが崩れ、次のような連鎖が起こりやすくなります。

肩関節そのものの動きが制限される

肩甲骨や体幹だけで動きを補おうとする

首・肩甲骨まわり・腰にまで負担が波及する

こうした肩甲骨まわりの正しい使い方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

💡 あわせて読みたい:ピラティスで見直す肩甲骨の使い方

肩甲骨がどのように動くべきかをより詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

代償動作にはいくつかのパターンがある

代償動作の現れ方は一つではありません。レッスンの現場でよく見られるものには、次のようなパターンがあります。

  • 肩をすくめて動かす:僧帽筋の上部だけが過剰に働き、首や肩まわりに力みが生まれる
  • 体幹や腰を反らせて腕を上げる:肩関節の可動域不足を腰椎の動きで補おうとする
  • 「巻き肩」のまま腕を動かす:肩関節が本来のポジションから外れたまま動かそうとする
  • 利き手側だけを酷使する:痛みのある側をかばい続けることで、左右の使い方に差が生まれる

これらは単独ではなく、複数のパターンが組み合わさって現れることも多く、どのパターンが強く出ているかによって、必要なアプローチも変わってきます。

なかでもレッスンで特に多く見られるのが、肩が内側に巻いた「巻き肩」の姿勢のまま腕を動かそうとするケースです。肩関節が本来のポジションから外れたまま無理に動かそうとすると、身体は代わりの動きを探そうとし、先に挙げたような代償動作がさらに強まってしまいます。

巻き肩そのものへのアプローチについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

💡 あわせて読みたい:ピラティスで巻き肩を根本改善する方法

巻き肩と代償動作の関係についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

胸郭の硬さ・浅い呼吸も、肩の負担につながる

肩の動きにくさは、肩関節そのものだけの問題ではありません。胸椎(背骨の上部)や胸郭が硬く、呼吸が浅い状態が続くと、肩関節への負担が増えることが知られています。「一見関係のない部位の機能不全が、離れた部位の症状に影響する」という考え方は、リハビリテーション分野でRegional Interdependence(領域間相互依存)と呼ばれています。

📖 理論解説:Regional Interdependence(領域間相互依存)

2007年にWainnerらが提唱したこの考え方は、一見無関係に思える身体の部位同士が、機能的につながり合っているというリハビリテーションの基本モデルです。肩の症状であっても、原因や改善の糸口が胸椎・胸郭など離れた部位にある場合があるとされています。

Reference / 参照文献

“Regional Interdependence: A Musculoskeletal Examination Model Whose Time Has Come”(Wainner RS, et al. J Orthop Sports Phys Ther. 2007)


PubMedで論文を確認する

ピラティスのラテラルブリージング(胸式呼吸)で胸郭の可動性を引き出すことは、肩関節にかかる負担そのものを軽減することにもつながります。

なぜ、自己流のセルフケアで悪化することがあるのか

四十肩・五十肩に悩む方の多くが、良かれと思って自己流のセルフケアに取り組まれています。しかし、動きの土台(代償動作)を整えないまま行うセルフケアは、かえって症状を長引かせてしまうことがあります。

行っていること 起こりやすいこと
自己流の筋トレ 痛みをかばう動き方のまま負荷をかけるため、代償動作そのものが強化されてしまうことがある
自己流の過度なストレッチ 可動域を広げることばかりに意識が向き、関節を支える力が伴わないまま伸ばしすぎると、かえって不安定さや代償動作が増すことがある

⚠ やりがちなNGセルフケア

痛みを感じてから「とにかく鍛えれば良くなる」「とにかく伸ばせば良くなる」と自己判断で対処してしまうケースは少なくありません。しかし、代償動作を放置したままの筋トレやストレッチは、症状を長引かせる要因になり得ます。まずは今の身体がどう動いているかを知ることが、遠回りに見えて一番の近道です。

ピラティスが四十肩・五十肩の改善に効果的な理由

ピラティスが四十肩・五十肩へのアプローチとして注目されるのは、単に肩まわりの筋肉を鍛えるからではありません。代償動作に頼らず、肩甲骨と上腕骨が本来のリズムで連動して動く身体へと再教育できる点に理由があります。

肩甲骨を「安定させながら」動かす

ピラティスのマシンエクササイズは、スプリング(バネ)の抵抗を使いながら肩甲骨の位置や動きを一つひとつ確認できる点が特徴です。力任せに可動域を広げるのではなく、肩甲骨がどのタイミングでどれだけ動くべきかを、身体に覚え直させていくアプローチを取ります。


科学的根拠に基づいたピラティスの肩へのアプローチ

MEDICAL EVIDENCE 2017

ピラティスを用いた運動プログラムが、肩の痛みと機能を総合的に改善

2017年発表のランダム化比較試験(対象33名)では、4週間以上続く肩の痛みを抱える患者を「理学療法士主導で行うピラティスプログラム」を行うグループと「通常の運動療法」を行うグループに分けて比較しました。その結果、ピラティスプログラムを行ったグループは、痛みと機能に関するすべての評価指標で有意な改善が見られた一方、通常の運動療法グループでは機能指標の一部の改善にとどまりました

  • 疼痛の評価(VAS)が有意に改善
  • 肩の痛みと機能に関する指標(SPADI)が有意に改善
  • 通常の運動療法群は、機能指標の一部の改善にとどまった

Reference / 参照文献

“The effects of Clinical Pilates exercises on patients with shoulder pain: A randomised clinical trial”(Atılgan E, et al. J Bodyw Mov Ther. 2017)


PubMed公式リンクで論文を確認する

呼吸から、胸郭と肩の負担を整える

ピラティス独自の呼吸法「ラテラルブリージング」は、肋骨を前後左右にしなやかに広げる呼吸です。呼吸が浅い状態が続くと胸郭が硬くなり、肩関節にかかる負担が増えてしまいます。呼吸から胸郭の動きを取り戻すことは、肩そのものへの負担を減らす土台づくりにもなります。

「あなたの制限」に合わせて組み立てる

四十肩・五十肩と一口に言っても、制限されやすい方向や背景にある代償動作のパターンは一人ひとり異なります。動画やマニュアルのような画一的な体操ではなく、その方の動作パターンを分析したうえでアプローチを組み立てることが、遠回りに見えて改善への近道になります。

なお、痛みが強い急性期は無理に動かすことを避け、まずは医療機関での診断を優先していただくことをおすすめします。拘縮期に入り、痛みが落ち着いてきた段階からのアプローチが基本です。

改善がもたらす嬉しい変化

代償動作に頼らずに動ける身体になっていくと、肩そのものだけでなく、日常生活のさまざまな場面で変化を感じやすくなります。

  • 日常動作のしやすさ:髪を結ぶ、洋服の着脱をする、高い場所の物を取るといった動作がしやすくなる
  • 首・腰への負担軽減:肩をかばう代償動作が減ることで、首や腰にまで広がっていた負担も和らぎやすくなる
  • 呼吸が深くなる:胸郭の動きが戻ることで、呼吸が深まり、身体全体の巡りにも良い影響を感じる方が多い
  • 再発しにくい身体づくり:正しい動作パターンが身につくことで、同じ悩みを繰り返しにくくなる

よくある質問

Q. 四十肩・五十肩はどのくらいの期間で改善しますか?

症状の時期や身体の状態によって個人差があります。初回カウンセリングで動作分析を行い、お一人おひとりの状態に合わせたペースをご提案します。

Q. 痛みが強い時期でもピラティスはできますか?

安静時にもズキズキとした痛みがある急性期は、無理に動かすことを避け、まずは医療機関の受診をおすすめしています。痛みが落ち着いた段階から、状態に合わせて無理のない範囲で進めていきます。

Q. 自己流のストレッチとピラティスは何が違うのですか?

ストレッチは筋肉や関節の柔軟性を高めることが中心ですが、四十肩・五十肩の改善には代償動作を減らし、正しい動きのパターンを身体に覚えさせることも必要です。ピラティスは、この「動きの再教育」を得意としています。

四十肩・五十肩の根本改善なら、PILATES YOGA &aが選ばれる理由

PILATES YOGA &aは、自由が丘・代々木上原・北参道・成城学園前・武蔵小杉・鹿児島の6店舗を展開するマシンピラティス専門のパーソナルスタジオです。2018年の創業から8年間、流行に左右されることなく「身体の本質」を追求してきました。

多様な専門性を持つスタッフ

理学療法士・柔道整復師・鍼灸師などの資格を持つスタッフも在籍。状態に応じて専門知識を活かします

未経験からでも安心

来店者の7割が未経験からのスタート。20代から70代まで幅広い世代が通われています

インストラクターも学びに通う講師陣

2013〜2025年で延べ1000名以上の養成コース卒業生を輩出し、同業者からも支持されています

四十肩・五十肩の背景にある代償動作のパターンは、一人ひとり異なります。PILATES YOGA &aでは、その個別の要因に丁寧に向き合いながら、動きの根本改善を一緒に目指していきます。

四十肩・五十肩の根本改善を、専門家と一緒に

まずは体験レッスンで、あなたの肩の動きのクセを知ることから始めませんか。

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PILATES YOGA &a(アンドエー)
PILATES YOGA &a(アンドエー)には、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、指圧マッサージ師など医療系国家資格保持者が多数在籍。 ヨガインストラクターや出産経験のあるスタッフなど多種多様な視点から的確な評価と指導で痛みや不調の改善に特化したピラティスパーソナルレッスンを提供しています。姿勢改善やスタイル改善はもちろん、痛みや不調を抱える方、プロ野球選手など、初心者からプロのアスリートまでお越しいただいております。 お悩みがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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書籍「はじめてのピラティスレッスン」
PILATES YOGA &a(アンドエー)が監修した書籍が発売されました。 6つの骨格に着目し(胸郭・肩甲骨・肩関節・骨盤・股関節・膝下、足部)それぞれを3ステップで整えていくプログラムです。 全国の書店、Amazon、当スタジオにて発売しておりますので、ぜひお手に取ってご確認ください。

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