【ピラティスと整体の違い】もう迷わない!不調の原因に本当に合う選び方と解決法

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ピラティスと整体、どっちが自分に合っているの?違いがよく分からない…

こんなお悩みはありませんか?
この記事では、ピラティスと整体の違いを分かりやすく解説し、あなたに合った選び方のヒントをご紹介します。

\監修者/
髙木裕矢

髙木裕矢

PILATES YOGA &a ゼネラルマネージャー、PHIピラティスインストラクター、柔道整復師(国家資格)、NASM-PES(全米スポーツ医学協会パフォーマンス向上スペシャリスト)

ピラティスと整体の違いとは?

身体の機能を根本から改善する

ピラティスと整体は、どちらも「身体の不調改善」を目的としていますが、そのアプローチ・効果・持続性には大きな違いがあります。

整体は「外から整える」受動的なケア。ピラティスは「内側から整える」能動的な運動療法。この違いが、あなたの選択を左右します。

それぞれの目的とアプローチ

✅整体:手技によって筋肉・関節・骨格を調整し、痛みの緩和や姿勢改善を目指します。

✅ピラティス:体幹(インナーマッスル)を鍛え、自分で正しい身体の使い方を習得することで、根本改善を実現します。

受け身か能動的かの違い

整体は施術者に「整えてもらう」スタイル。ピラティスは自ら動いて「整えていく」スタイル。

整体は即効性があり、その場で楽になる感覚がありますが、効果の持続性には個人差があります。

ピラティスは少しずつですが、姿勢・動作・筋力の土台から変わるため、継続することで長期的な改善が可能です。

体の使い方が不調に与える影響

慢性的な腰痛や肩こりなどの原因は、外的要因よりも誤った身体の使い方や動作パターンにあると指摘する研究もあります。

誤った身体の動作パターンは、筋骨格系の慢性障害を引き起こす可能性がある。

参考論文: O’Sullivan P. (2005). “Diagnosis and classification of chronic low back pain disorders: Maladaptive movement and motor control impairments as underlying mechanism.”
論文はこちら

この研究結果は、根本的な改善には体の動かし方=「運動習慣の見直し」が不可欠であることを示しています。つまり、ただ整えてもらうだけではなく、自分で正しい動きを学ぶピラティスのような方法が、長期的な改善には理にかなっているのです。

比較表で違いを整理

項目 ピラティス 整体
アプローチ 能動的(自分で動く) 受動的(施術を受ける)
目的 根本改善・体の使い方を学ぶ 一時的な痛みやこりの軽減
効果の持続性 継続により定着しやすい 即効性があるが、再発しやすい
向いている人 体のクセを根本から直したい人 時間がなく短期的に楽になりたい人

 

どっちが合う?症状別の選び方

不調の種類によって選び方が変わる

「整体とピラティス、結局どちらがいいの?」という質問に対して、最も大切なのは“あなたの症状と目的”に合っているかどうかです。

ここでは代表的な不調や悩み別に、どちらが適しているかの目安を整理しました。

肩こり・腰痛・姿勢のゆがみ

✅整体:マッサージや骨格調整により、短期間で一時的な症状の緩和が期待できます。

✅ピラティス:姿勢を支える筋肉を強化し、身体の使い方そのものを見直すため、根本からの改善が可能です。

特に「何度もぶり返す肩こりや腰痛」に悩んでいる方には、ピラティスによる動作習得の方が長期的に有効です。

妊娠準備・産後・更年期ケア

ホルモンバランスや筋力低下など、女性特有の身体変化には、無理のない運動習慣が非常に重要です。

整体はリラックス効果がありますが、ピラティスは骨盤底筋の強化やインナーマッスルの安定性向上に役立つとされ、妊娠準備・産後・更年期ケアの段階で特に推奨されています。

女性のライフステージに合わせたケアとして、ピラティスは長期的に寄り添える選択肢です。

運動不足やストレスによる不調

「疲れが取れにくい」「眠りが浅い」「気分が落ち込みがち」といった不調には、自律神経の安定がカギになります。

整体も一時的なリラックス効果がありますが、ピラティスは呼吸・姿勢・筋肉の連動を整えることで副交感神経を優位にし、心身のバランスを整えます

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ピラティスは“正解が1つじゃない人”にこそ合う

  • 原因がはっきりしない不調に悩んでいる
  • その場しのぎではなく、生活そのものを改善したい
  • 心身のバランスを整えたい

「自分にピラティスは合っているかどうか迷っている」という方には、こちらの記事も参考になります。

 

ピラティスが選ばれる理由

「変わりたい」人が選ぶ理由がある

整体では改善できなかった慢性的な不調や歪みが、ピラティスによって根本から整った――。
そんな声が多くの人から聞かれる理由は、ピラティスが「体を整えるプロセス」を提供しているからです。

以下では、ピラティスが選ばれている主な理由をわかりやすく解説します。

歪みの根本改善に強い

体のバランスが崩れている原因の多くは、筋力のアンバランスや使い方のクセです。
ピラティスはそれを自分でコントロールできるように導きます。

  • ✅ 体幹(インナーマッスル)を鍛えることで、骨格のバランスが整う
  • ✅ 左右差・クセを修正し、再発しにくい身体へ導く
  • ✅ 自分の力で整える=効果が定着しやすい

姿勢が変わると見た目も変わる

見た目の印象を大きく左右するのは姿勢です。
ピラティスを通じて正しい筋肉が働くと、立ち姿そのものが洗練されていきます。

  • ✅ 猫背・反り腰・骨盤前傾などが自然に改善
  • ✅ 体が引き締まり、洋服のシルエットも美しく
  • ✅ 呼吸が深くなり、表情にも明るさが出る

国家資格者のサポートが安心

医療系国家資格を持つトレーナーがいるスタジオなら、安全性も信頼性も高く、運動が不安な方でも安心して取り組めます。

  • ✅ 理学療法士・柔道整復師など医療系資格者が在籍
  • ✅ ケガや持病がある方も安心して通える
  • ✅ 「運動+医療」の視点で無理のない改善を支援

ピラティスが体幹と神経に与える影響

研究でも、ピラティスを継続することで体幹の筋力だけでなく、姿勢の安定性や神経系の機能にも良い影響をもたらすことが報告されています。

ピラティスを8週間継続した結果、体幹の筋力、柔軟性、姿勢安定性が有意に向上した。

参考論文: Rogers K., & Gibson A.L. (2009). “Eight-week traditional mat Pilates training-program effects on adult fitness characteristics.”
論文はこちら

つまり、ピラティスは「支える力」や「コントロール力」を高める科学的にも信頼できる方法なのです。

ピラティスの中にも種類があります。どちらが自分に合っているか知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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ピラティスは「学べる運動」

  • 身体のしくみや使い方を理解しながら進められる
  • 再発予防やセルフケアにもつながる
  • 一生モノの健康習慣になる

整体の特徴と注意点

「今すぐラクになりたい」人には整体が合う

整体はその場でのリラクゼーションや痛みの軽減を目的にした手技療法です。
「つらい肩こりをすぐにどうにかしたい」「疲労がたまっている」といった場合に選ばれやすい選択肢です。

ただし、根本改善を目指すには注意が必要です。以下に、整体のメリットと注意点を整理します。

整体のメリット

整体の魅力は、なんといっても即効性と気持ちよさ。手技で筋肉をゆるめたり、骨格を調整したりすることで、短時間で身体が軽くなる感覚が得られます。

  • ✅ 施術直後から体がスッキリする
  • ✅ 睡眠の質が上がることもある
  • ✅ マッサージ感覚で気軽に通える

整体の注意点

整体はあくまで「対症療法」であり、一時的な効果にとどまることが多いです。
原因となる姿勢や動作パターンを改善しない限り、不調が繰り返される可能性があります。

  • ✅ 根本的な改善にはつながりにくい
  • ✅ 担当者の技量により効果に差が出る
  • ✅ 強い施術で逆に不調が悪化することも

保険が使える整体もある

整体と整骨院の違いに注意が必要です。整骨院(接骨院)は国家資格を持つ柔道整復師が運営しており、一部症状では健康保険が適用されます。

一方、整体院は民間資格や無資格でも開業できるため、施術内容や安全性には個人差がある点を理解しておく必要があります。

整体に向いている人

以下のような方には、整体が合っている可能性があります。

  • ✅ 今すぐ体の重さ・こりをなんとかしたい
  • ✅ 忙しくて運動する時間が取れない
  • ✅ ピラティスに抵抗がある、続ける自信がない
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整体は「入り口」として活用するのも一つの方法

  • まずは整体で一時的に楽になってから
  • その後、ピラティスで再発予防を図る
  • ステップを分けて考えると無理がない

正しい選び方と行動ステップ

「選び方」で結果が変わる

「ピラティスと整体、どちらがいいか」は、体質・症状・ライフスタイルによって異なります。
大切なのは、なんとなく選ぶのではなく、信頼できる場所で自分の体と向き合うことです。

以下では、選択で後悔しないための判断ポイントと行動ステップをご紹介します。

体験レッスン・初回施術の重要性

どちらを選ぶにせよ、まずは体験から始めるのがベストです。

  • ✅ 実際の雰囲気や対応の丁寧さが分かる
  • ✅ 自分の悩みに向き合ってくれるか判断できる
  • ✅ 続けられそうか、無理がないかが明確になる

継続のしやすさを重視

体は一度の施術・レッスンで変わるわけではありません。変化には一定の時間と継続が必要です。

  • ✅ 通いやすい立地・時間帯か
  • ✅ 費用が無理なく続けられるか
  • ✅ 忙しい日常でも続けるイメージが湧くか

信頼できる人かどうか

どんなに良い内容でも、信頼できる人に指導・施術されることが最も重要です。

  • ✅ 国家資格や専門的な知識を持っている
  • ✅ 口コミ・レビューで安心感がある
  • ✅ 自分の悩みに共感し、寄り添ってくれる

ピラティス以外の選択肢も知っておく

身体感覚や可動域を広げたい方の中には、「もっと自由に動きたい」「流れるような動作で整えたい」と感じることもあるかもしれません。

そうした方には、ジャイロトニックという選択肢もあります。

  • ✅ 曲線的な動きが中心で、しなやかな筋肉を育てられる
  • ✅ 背骨や関節の可動域を広げることに特化
  • ✅ ダンサーやアスリートのリハビリにも用いられる

ピラティスとの違いや、自分に合っているのはどちらかを比較したい方は、ピラティスとジャイロトニックの違いも参考にしてください。

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ピラティスを始めるきっかけは「なんとなく」でOK

  • 最初は体験レッスンからで大丈夫
  • 必要なのは「合っているか試してみる」行動力
  • 気づけば、身体の変化に自信がついているはず

不調改善にはPILATES YOGA &a(アンドエー)がおすすめ

ここまで読んで「やっぱりピラティスが良さそう」「自分に合っている方法を探したい」と感じた方へ。
まずは、信頼できる環境で体験してみることが何より大切です。

PILATES YOGA &a(アンドエー)が選ばれる理由

  • 洗練されたスタジオ空間 – 自然光が差し込む開放的な空間に、音や香りまで細部まで拘った心地よい環境。リラックスしながらピラティスに集中できる環境を提供。
  • 本質を追求したピラティス医療系国家資格を持つインストラクターが在籍し、一人ひとりに合わせた専門性の高い指導を提供。
  • ピラティスのプロフェッショナルが学ぶスタジオ – ピラティスインストラクターが技術向上のために学びに訪れる、質の高いピラティス専門スタジオ。ピラティスの専門家はもちろん、アスリートもパフォーマンス向上に訪れる。

まずは体験レッスンへ

PILATES YOGA &a(アンドエー)では、初めての方でも安心して参加できる体験レッスンをご用意しています。
代々木上原・自由が丘・北参道・武蔵小杉など、通いやすいロケーションも魅力です。

「整体との違いを実感してみたい」「本当に体が変わるのか試してみたい」
そんな想いが芽生えた今が、変化のスタートラインです。

体験予約をする

PILATES YOGA &a(アンドエー)

PILATES YOGA &a(アンドエー)には、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、指圧マッサージ師など医療系国家資格保持者が多数在籍。
ヨガインストラクターや出産経験のあるスタッフなど多種多様な視点から的確な評価と指導で痛みや不調の改善に特化したピラティスパーソナルレッスンを提供しています。姿勢改善やスタイル改善はもちろん、痛みや不調を抱える方、プロ野球選手など、初心者からプロのアスリートまでお越しいただいております。
お悩みがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

PILATES YOGA &a

\ 書籍出版 /

書籍「はじめてのピラティスレッスン」
PILATES YOGA &a(アンドエー)が監修した書籍が発売されました。
6つの骨格に着目し(胸郭・肩甲骨・肩関節・骨盤・股関節・膝下、足部)それぞれを3ステップで整えていくプログラムです。
全国の書店、Amazon、当スタジオにて発売しておりますので、ぜひお手に取ってご確認ください。


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