【ピラティスとジャイロトニックの違い】迷ったときの選び方と効果をやさしく比較

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ピラティスとジャイロトニック、名前は聞いたことあるけど…どっちが自分に合うのかわからない…

こんなお悩みはありませんか?
この記事では、ピラティスとジャイロトニックの違いを初心者にもわかりやすく解説し、目的別にどちらが自分に合っているかを選ぶヒントをお届けします。

\監修者/
髙木裕矢

髙木裕矢

PILATES YOGA &a 統括マネージャー。スポーツチームの専属メディカルトレーナーとしてキャリアをスタート。PHI Pilates柔道整復師(国家資格)NASM-PES(全米スポーツ医学協会パフォーマンス向上スペシャリスト)の資格を保有し、現在は&aにて年間1800セッション以上のレッスンを担当。プロスポーツ選手やインストラクターからも定評のあるトレーナー。

ピラティスとジャイロトニックの違いとは?

起源・歴史・考え方の違い

ピラティスとジャイロトニックは、それぞれ異なる背景から生まれたボディワークです。

ピラティスの特徴

  • ✅ 開発者:ジョセフ・ピラティス(第一次世界大戦中にリハビリ法として誕生)
  • ✅ 目的:心身のバランスを整える・機能的な身体づくり
  • ✅ 哲学:呼吸・集中・正確性など6つの原則に基づく

ジャイロトニックの特徴

  • ✅ 開発者:ジュリオ・ホバス(1980年代、バレエダンサーとしての経験をベースに開発)
  • ✅ 目的:エネルギーの循環・自由な身体表現
  • ✅ 哲学:東洋と西洋の融合(ヨガ・気功・バレエなど)

どんな動き?使う器具や意識の違い

ピラティスとジャイロトニックでは、動きや器具の使い方にも明確な違いがあります。

ピラティスの動き

  • ✅ 直線的で安定した動作
  • ✅ 体幹を意識してコントロールしながら動く
  • ✅ 使用器具:マット、リフォーマー、チェアなど

ジャイロトニックの動き

  • ✅ 曲線的で流れるような動き
  • ✅ 背骨を波のように動かし、感覚を重視する
  • ✅ 使用器具:ジャイロトニック専用マシン

整体との違いもあわせて確認

ピラティスやジャイロトニックは、どちらも「自分で身体を動かして整える」能動的アプローチです。

整体は、施術者が手技で身体を調整する受動的アプローチが中心。
自分のクセを見直し、根本から身体を変えたい方には、ピラティスやジャイロトニックの方が適しています。

整体との違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

身体の機能を根本から改善する

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ピラティスとジャイロトニック、どちらを選べばいい?

  • 身体を“整える”ことを重視するならピラティス
  • 感覚的に“広げる”ことを重視するならジャイロトニック
  • まずは体験してみて、動きの感覚を比べるのが一番おすすめです

目的別の向いている人を比較

姿勢改善・体幹強化ならピラティス

ピラティスは、体幹(インナーマッスル)を安定させ、姿勢や身体のバランスを整えるのに特化しています。
身体のクセを見直し、正しい姿勢を習慣づけることで、慢性的な肩こりや腰痛の改善も期待できます。

✅ デスクワークで猫背や巻き肩が気になる
✅ 出産後、体型や骨盤の歪みが気になる
✅ 「筋トレよりも効率的に体を引き締めたい」と考えている

特に40代以降の女性に多い「疲れやすさ」「姿勢の崩れ」などの悩みに対して、ピラティスは“無理なく、長く続けられる”アプローチとして人気があります。

柔軟性・しなやかさならジャイロトニック

ジャイロトニックは、身体のしなやかさや可動域の広がりを重視する人に向いています。
関節を開放しながら背骨を滑らかに動かす動作が多く、バレエやダンスなどの経験者にも支持されています。

✅ 身体が硬く、動きがぎこちないと感じる
✅ 呼吸が浅く、緊張やストレスを抱えやすい
✅ 流れるような動きで、心地よく整えたい

特に、日常で「頑張りすぎて力が入りやすい」タイプの人には、脱力感や自由な動きを通して心身を解放できるジャイロトニックはおすすめです。

目的に合ったメソッドを選ぶことが、継続と効果の鍵

効果の違いを徹底比較

姿勢改善と動作効率への影響

ピラティスは、姿勢の歪みを整えながら、身体の動かし方を根本から見直すことができるエクササイズです。体幹を安定させることで、無駄な力みを減らし、日常動作の効率を高めることが期待されます。

一方でジャイロトニックは、背骨や関節を立体的に動かすことで可動域を広げ、しなやかな動きや美しい姿勢につながる効果があるとされています。

ピラティスプログラムの後、被験者の肩のすくみが減少し、手を伸ばす動作において腕と体幹の連携が改善され、脊柱の姿勢もより整った。

参考論文: Emery et al., “The effects of a Pilates training program on arm-trunk posture and movement” (2010)
論文はこちら

呼吸・筋力・メンタルへの影響

ピラティスでは、胸式呼吸と連動した動作を通じて、体幹の筋力強化とともに、自律神経を整える効果も期待されています。呼吸のコントロールによって集中力が高まり、ストレス軽減にも寄与します。

✅ 肩こり・腰痛の軽減
✅ 自律神経バランスの向上
✅ メンタルの安定・リラックス

ジャイロトニックでは、呼吸に合わせたダイナミックな動作で血流を促進し、緊張やストレスをゆるめる作用が期待できます。背骨の柔軟性を高めることが精神面の解放感にもつながるとされます。

✅ 全身の血流・リンパの巡りが改善
✅ 深い呼吸と動作で心身がゆるむ
✅ 身体の解放感とともに気分も整う

継続による効果の出やすさの違い

ピラティスは、動きのクセを修正しながら正しい身体の使い方を身につけていくため、一定の継続が必要です。最初はゆっくりでも、習慣化されると自然と姿勢や体幹の変化を感じられるようになります。

一方ジャイロトニックは、動いた直後から「可動域が広がった」「背中が軽くなった」などの実感が得やすく、感覚的な気持ちよさを重視したい人にとっては即効性が魅力です。

“効果の実感”をどう捉えるかが選択のヒント

ピラティスとジャイロトニックは、どちらも身体機能の改善に効果がありますが、アプローチや実感の仕方に違いがあります。

ピラティスは、「動きを積み上げることで徐々に整えていく」スタイル。じっくり身体の深層部から改善したい方に向いています。
ジャイロトニックは、「その場で動きやすくなる心地よさ」が特徴。身体感覚を大切にしたい方におすすめです。

“自分にとっての効果”を基準に選ぶのが最良の方法

レッスン内容・環境の違い

空間・雰囲気・マシンの違い

ピラティスとジャイロトニックでは、レッスンで使う器具だけでなく、スタジオの空間づくりや雰囲気にも違いがあります。

ピラティスは、白を基調とした清潔感のある空間や、落ち着いた照明で集中力を高める設計が多く、トレーニングとしての機能性を重視した雰囲気です。使用する器具(リフォーマー・チェアなど)は直線的な構造が多く、動作の正確性を高める目的に適しています。

ジャイロトニックは、木製の専用マシンや柔らかな自然光を取り入れた空間など、より感性に寄り添ったデザインが特徴です。動きとともに心も開放されるような、アートや音楽に通じるような空間づくりがなされているスタジオもあります。

✅ ピラティス:集中できるミニマルな空間
✅ ジャイロトニック:五感に訴えるような感性重視の空間

パーソナル or グループ?通いやすさの比較

レッスン形式の違いも、通いやすさに大きく影響します。

ピラティスは、パーソナルレッスンが主流ですが、最近ではグループレッスンやセミパーソナルも広がっています。料金面や通いやすさで選択肢が多く、初心者にも安心です。

ジャイロトニックは、専用マシンを使用するため、基本的にマンツーマンが中心。身体に合わせたきめ細やかな指導を受けられますが、レッスン数や予約の取りやすさにはスタジオによって差があります。

✅ ピラティス:グループ・パーソナル両方あり、選びやすい
✅ ジャイロトニック:マンツーマン中心、集中度が高い

感性に響く空間デザインの違い

空間や雰囲気は、トレーニングの継続にも影響します。特に、身体と心を整えたいと感じている人にとっては「この空間にまた来たい」と思えることが大切です。

“居心地の良さ”が通い続けられるかどうかを左右する

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空間や雰囲気で感じる違いも意外と大きいです

  • ピラティスは無駄のない空間で集中しやすい
  • ジャイロトニックは開放感があり、感覚が広がるような雰囲気
  • どちらも「また来たい」と思える空間設計が大事です

どちらを選ぶべき?迷ったときの判断軸

目的・体質・ライフスタイルから選ぶ

「ピラティスとジャイロトニック、どちらが自分に合っているんだろう?」
そんなふうに迷ったときは、次のような観点から考えてみると、自分にとっての“しっくり感”が見えてきます。

ピラティスがおすすめな人

  • ✅ 姿勢を改善したい
  • ✅ 動きのクセを直したい
  • ✅ 身体の芯から整えたい

ジャイロトニックがおすすめな人

  • ✅ 身体を柔らかく、しなやかにしたい
  • ✅ ストレスや緊張を解放したい
  • ✅ 動きの中に心地よさや自由さを求めている

両方体験してから判断するのもおすすめ

頭で考えるより、実際に“身体で感じる”ことのほうが判断には役立ちます。
同じ人でも、年齢や季節、生活スタイルによって「しっくりくる感覚」は変わることもあるからです。

ピラティスとジャイロトニックは、どちらも正解。大事なのは「今の自分に合っているかどうか」です。
体験レッスンで実際に動いてみると、感覚の違いがよく分かります。

マットとマシンの違いもあわせてチェック

ピラティスの中にも、マットピラティスとマシンピラティスという大きな違いがあります。
より効果を実感しやすいのはどちらか、自分に合ったスタイルを選ぶ参考に、以下の記事もぜひご覧ください。

“今の自分に合っているほう”を柔軟に選ぼう

姿勢改善・体質改善を目指すならPILATES YOGA &a(アンドエー)がおすすめ

ここまで読んで「自分にはピラティスが合っていそう」と感じた方へ。
正しい選択をしても、“どこで始めるか”で結果は大きく変わります。
身体のプロによる本質的なサポートを受けたいなら、環境・技術・信頼性の整ったスタジオを選ぶことが大切です。

PILATES YOGA &a(アンドエー)が選ばれる理由

洗練されたスタジオ空間 – 自然光が差し込む開放的な空間に、音や香りまで細部まで拘った心地よい環境。リラックスしながらピラティスに集中できる環境を提供。
本質を追求したピラティス医療系国家資格を持つインストラクターが在籍し、一人ひとりに合わせた専門性の高い指導を提供。
ピラティスのプロフェッショナルが学ぶスタジオ – ピラティスインストラクターが技術向上のために学びに訪れる、質の高いピラティス専門スタジオ。ピラティスの専門家はもちろん、アスリートもパフォーマンス向上に訪れる。

まずは体験レッスンへ

姿勢や体質に不安を抱えていても、「自分に合ったピラティス」が見つかれば、確実に変化を実感できます。
PILATES YOGA &a(アンドエー)では、体の状態に合わせた丁寧なカウンセリングとパーソナル指導を通じて、今のあなたに必要なステップを明確にご提案しています。

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PILATES YOGA &a(アンドエー)

PILATES YOGA &a(アンドエー)には、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、指圧マッサージ師など医療系国家資格保持者が多数在籍。
ヨガインストラクターや出産経験のあるスタッフなど多種多様な視点から的確な評価と指導で痛みや不調の改善に特化したピラティスパーソナルレッスンを提供しています。姿勢改善やスタイル改善はもちろん、痛みや不調を抱える方、プロ野球選手など、初心者からプロのアスリートまでお越しいただいております。
お悩みがございましたらお気軽にご相談くださいませ。

PILATES YOGA &a

\ 書籍出版 /

書籍「はじめてのピラティスレッスン」
PILATES YOGA &a(アンドエー)が監修した書籍が発売されました。
6つの骨格に着目し(胸郭・肩甲骨・肩関節・骨盤・股関節・膝下、足部)それぞれを3ステップで整えていくプログラムです。
全国の書店、Amazon、当スタジオにて発売しておりますので、ぜひお手に取ってご確認ください。


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